ウエットスーツはストレスを感じさせないジャストフィットの快適さが必要です。 オーダーで作るお客様は高品質を求めていると思います。
それをかなえるのが技術です。 技術を支えるクラフトマンシップがウエットスーツ工場にはあります。 は30年以上ウエットスーツに取り
組んできたノウハウをもとに企画され生産されています。 すべてのお客様に喜んでいただくため、快適にサーフィンを楽しんでいただくた
め、そんなウエットスーツの実現を目指してスーツづくりに取組んでいます。 出来上がったウエットスーツは、そんなお客様の声と長年の
経験とたくさんの技術、そして熟練の技が生み出したものです。 サーファーがもしも自分の身体に合っていないスーツを着てサーフィン
をした場合に、スーツとしての基本的な役割のひとつ、 身体の保護はできますが、保温性や運動性は決して満足できないでしょう。
そうなると、快適なはずのサーフィンライフへの期待を大きく裏切ることにもなりかねません。
NOLIMIT WETSUITSは一人ひとりの身体にピッタリとフィットし、着心地がよく、暖かく、動きやすい。
そんな快適スーツの実現を目指しています。 すべてのサーファーに、つねに最高のサーフィンライフをお届けするために、いつも、安全と
安心を見つめてスーツづくりに取組んでいます。 そのために、デザイン、素材、カッティング、縫製、そしてサービスまで、ウエットスーツ
づくりに徹底してこだわっています。
1.製図(パターン作成)
熟練のパタンナーが作る型紙。 採寸したサイズをデザイン毎に型紙を作成していきます。実寸より大きく取る個所はほとんどありませんが、
部位によりサイズを変えて変形し、 お客様の体にフィットした型紙を作成します。
コンピュータ(CAD)設計によって型紙を作成する工場も増えています。
*CAD 採寸したサイズをプログラム上に当てはめて計算することにより、オーダー型紙が作成される。
2.素材
様々なデザインのウエットスーツに求められる条件を最大限に満たす素材を用意。 表生地・裏生地及びスポンジを吟味し最適な場所に
最適な素材が採用されます。
3.生地取り(型紙写し)
オーダーされたカラー及びマテリアルに従い、生地に型紙が描き写される。
4.裁断(カッティング)
生地にマーキングされたラインに沿ってローラーカッターで裁断される。 断面どうしを貼り合わせる次の作業に影響を及ぼさないため、
マーキングの工程と同様に、高度な精度が求められる。
5.マークプレス
裁断された生地に指定されたマークをのせてヒートプレス機で転写 。ヒートプレス機は一定の温度と圧力と秒数を維持するよう管理され、
正確に転写される。
6.副資材作成(各パーツ作成)
ファスナーやマジックテープなどの副資材を縫いつけか、パッチ及びテーピング等で熱着していく工程。
ハリ(ボンディング)前にパーツを作成し作業する。
その出来上がったパーツを通常の工程に戻して作業を続けるため二度手間に見えるが、スーツが形となってからでは作業できないパーツ
もあるため、必要かつ重要な作業です。
7.塗り・貼り(ボンディング)
裁断された生地と副資材で出来上がったパーツを合わせ、断面に糊を塗り、貼り合せ、実際のスーツの形にする。
ウエットボンドはすぐに硬化してしまうため手際よく作業を進めます。
*近年はトルエン系のボンドを使用せず水溶性接着剤を使用するテストも行われていますが、作業効率の悪さからまだメインの接着剤
にはなっておらず、 今後に期待がもたれています 生地の種類に合わせ、ムラなく、素早く、丁寧に断面に筆で糊が塗られる。
更に貼り合わせたパーツが剥がれないようにエアニッパーという特殊工具を使い接着箇所の強度を増す。 貼り合せでひずみができると
本来のシルエットを損ない、また段差ができると次の作業に影響を与えるため、熟練した繊細な技術を要する職人の作業。
8.縫製(ソーイング)
生地と生地との貼り合せ目をスクイ縫いミシンを使って縫製。 水の浸入を極力防ぐため、表から裏に針や糸が突き抜けることがないよう、
表面の素材どうしをすくって縫う。
*工場によってはミシンは全て立って縫製する工場もあります。 縫製として、非常に高度な技術が必要とされ、熟練と呼ばれるまでに
最も経験を要する。
9.仕上げ
仕上げ工程。折返し(千鳥縫いミシン)、カン止め(カン止めミシン)、テーピング、パッチ貼りなどが施され、
最終的に 1着のウエットスーツが完成する。
10.完成品検査
オーダー用紙の指示どおりかどうかを確認。生地の種類、カラー、シワの状況、糊がはみ出ていないか、どこかに貼りついたりしてい
ないかといった細部にわたって、 出荷前のチェックが行われる。
11.梱包・出荷
梱包の際、スーツには折り目がなるべくつかないようにエアークッションやベルクロ等の素材のプロテクターを要所に咬ませていく。
各工程ごとに熟練したクラフトマンが1着のウエットスーツを作成しています。